2011年9月19日月曜日

三枝・円楽二人会(池田)

18日(日),妻の友人にもらったチケットで,池田の「三枝・円楽二人会」に行ってきた。
第3回社会人落語日本一決定戦の特別興行。
池田市民文化会館
アゼリアホール
トップバッターは桂かい枝。初めて生で見た。
演目は「ハル子とカズ子」。NHKの「笑・神・降・臨」でも聞いたネタ。
お婆さんをそれらしく演じており,楽しめた。

次は,桂三歩の「神様の御臨終」。
師匠三枝のCDで聞いたことがあったからか,インパクトがもうひとつだった。

三遊亭円楽登場。「お化け長屋」。
長屋の差配人に扮した杢兵衛(もくべえ)が,2番目の威勢のいい男にやり込められながらも幽霊話を最後までやろうとするのが,何やらおかしかった。

仲入り後,桂枝三郎の「転宅」。
泥棒に一杯食わせたお妾が義太夫の師匠で,「どうりでうまく語りやがった」というのが今まで聞いたサゲだが,芸者上がりお妾さんで,初めて聞くサゲだった(転宅という言葉が出てきたが,思い出せない)。

最後に桂三枝の「ハワイの夜」。
フラダンスのチームに所属する妻のお供でハワイにやってきた男二人の愚痴り合いで話が展開する。ウクレレでハワイ情緒のある懐メロを3曲ほど弾き語るのだが,かなりの腕前で,歌もうまい。調べてみたら,三枝師匠の趣味がウクレレだった。

午前11時30分開演の落語会が午後2時過ぎに終わったので,池田の町を散策した。
五月山緑地の五月台より
暑い日で,登るのに大量の汗をかいた
歴史的建造物集積地区の
インテリアカワムラの建物
その隣りの落語みゅーじあむ
市民文化会館での社会人日本一決定戦
のため休館だった

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4 件のコメント:

  1. 池田での落語会 特に素人の決定戦は是非見てみたいですね 確か今年は医師がチャンピオンでしたか 私の方は日曜日 近所の田辺寄席に行きました ここでも三枝師匠の「立候補」という創作落語をやっていました 林家竹丸さんのじっくりたっぷりの会でしたが立候補のほか「算段の平兵衛」を聴きました 文太師匠は「そばのご隠居(そば清)」露の慎吾師匠は珍品の「天神の杜」いずれも熱演でした 寄席の帰りに「天神の杜」に寄ってきました。田辺寄席は近所なので直ぐに行けるのが魅力です

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  2. 午後4時から同じ会場で社会人日本一決定戦の決勝戦があったのですが,そちらはパスしてしまいました。
    近くの席のお年の男性が,去年出場したと,隣りのお婆さんに話していました。熱心な落語ファンが多いと感心しました。

    「そば清」と同じような上方落語に「蛇含草」がありますが,「そばのご隠居」というのは,「そば清」の上方版なのでしょうか。
    「天神の杜」というのも,初めて耳にしました。

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  3. 江戸では「そば清」ですね。清兵衛さんの「どうーも」という口癖が酢豆腐の知ったかぶりの若旦那を連想します。文太さんにかかると贋作で「そばのご隠居」。上方では、そばを餅に変えたのが「蛇含草」、蛇を含む草。天神の杜というのは、江戸では「水神」という噺らしいです。これを大阪に置き換えたとのこと。カラスが子育てをする人情噺です。確かに帰りに寄った天神の杜(森)には、カラスが沢山いましたよ。
    新聞で確認すると、日本一決定戦は、医師ではなく、教師のようでした。

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  4. 「そば清」は,今年正月放送の十代目馬生師匠の映像を録画して見ました。明るくて,味わいがありました。

    「蛇含草」は,BS朝日で再放送している「落語者」で,先日,吉弥さんがやっていました。当代枝鶴さんは,餅ではなくソーメンでやっていました。

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