桂文我の会に行ってきた。
トップバッターは、若手の桂二乗。
以前は三条に住み、今は二条に住んでいるとのこと。
「短命」というお話。あるお店(たな)で、えくぼがかわいい美人の娘の婿養子が相次いで3人死んだ、なぜ婿が続けてそんなに早死にするのか、というお話。美人には毒がある、その意味をようやく理解できた主人公は、家へ帰って自分の女を房引き寄せてみる・・・
次に、桂文我の登場。
泥棒が、博打で負けて大工道具や家財、衣服をすっかり質屋(やしち)に入れてしまった家の主から、うまく金を巻き上げられる話。これで済んだと思っても、「へてなぁ~」と次の要求を切り出され、泥棒の財布は空っぽに・・・
三席目は、桂三歩。
前歯がなく、破壊された顔の持ち主だ。
昔、自分でそう言っていた落語家がいた。
40歳の男が再婚の祝言の夜に飲み過ぎて、死んでしまう。
この世からあの世への窓口に来た男が、窓口の役人から、生まれ変わることもできると言われ、何に生まれ変わるか、いろいろ選択を迫られる。選択を変更できるのは、3回まで。
フンコロガシならすぐに生まれ変われるが、人間に生まれ変わるとなると、いつになるかわからない等と言われながら、男は、選択を重ねていく。
誰でもそっちの方がいいと思う選択(女になるとして、胸が大きいのと小さいのとどちらがいいと言われたら、胸が大きい)をすると、必ず悪条件(三段腹など)がついてくるということを学習した男は、一般的に悪条件の方を選択するが、やっぱりさらに悪条件が付いてくるという形で、翻弄され続ける。
結局、最後の三度目の選択の変更をして、男が生まれ変わることになったのは、酒飲みで、高血圧などの病気持ちの男,1958年1月15日生の・・・
今日の席で、一番面白かった。
4席目、桂文我。
雷○○などとあだ名される恐い女房に頭の上がらない男が,遊び人の友人に誘われて,芸者をあげての舟遊び。そこを女房に見つかって・・・
仲入り後の最後に、桂文我。
「算段の平兵衛」といわれる男が、自分の傷害致死事件(被害者は、自分の妻の元旦那の村の庄屋)をうまく算段してごまかした上に、50両をせしめてしまう話。愛人を、関東では「めかけ」、関西では「てかけ」という、関西の方が具体的だという点は、なるほどと思った。
2時間15分、和室でお尻が痛くなったが、CD録音では聞けない話が聞ける。
また、来たいと思った。
特に、面白かった桂三歩は、今後も注目したい。
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2010年8月25日水曜日
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