2011年1月5日水曜日

不断桜

京都の街中で,この季節,桜が咲いているのを見ることができる。

御池柳馬場の東北角にある「不断桜」だ。
寒い中,通行人の目を楽しませている。

1月4日撮影

愛好家が「御池桜」と命名したという表示が枝に括りつけられていた。
それによると,12月から4月までの間,「頑張って咲いている可愛い奴」とのこと。

原木は,三重県鈴鹿市の白子山観音寺(しろこざん かんのんじ)の境内にあり、国の天然記念物に指定されているようだ。

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2011年1月4日火曜日

抜け雀・・・宿賃と棒に引く

NHK・BS2の「お好み寄席」で、春風亭小柳枝の「抜け雀」を聞いた。

小田原の小さな旅籠「相模屋」が舞台。
1日3升を7日間も飲んだ客が一文無しの絵師とわかり、主人が「大工なら古くなったところを修理してもらって宿賃と棒に引くこともできるのだが・・・」と嘆くと、宿賃のカタに客が衝立に5羽の雀を描く。
その雀が朝になると衝立から抜け出すのが評判を呼ぶ、という話。

志ん生志ん朝のCDのほか、何度か聞いた話だ。

調べてみて、「棒引き」の語源を改めて知った。
正しくは「棒を引く」、棒を引いて消す、帳消しにするという意味。

無銭飲食で突き出してしまっていたら、相模屋さんも、大久保加賀守様から、二千両で買い上げていただくという幸運をつかむことはできなかった。

落語には、人生訓がある。

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2011年1月3日月曜日

初笑い東西寄席で小三治を聞く

NHKの「初笑い東西寄席」で、小三治の「小言念仏」を聞いた。

この話は、金馬のCDでよく聞く好きな話だ。

ドジョウの味噌汁は食べたことがない、ということを以前にも書いた。
ドジョウ屋(ドジョウ売り)というのも、今の日本には一人もいないだろう。

唐茄子屋、飴売り(孝行糖)、しじみ売り、納豆屋などが路地に売りに来る時代に生きてみたかったような気もする。

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BS-TBSの「新春落語研究会」で、先日見た春風亭昇太の「時そば」をやっていた。

解説のおじさんの話で、昇太のやっている2人組のバージョンは、上方の「時うどん」の設定を採り入れたものだとわかった。

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2011年1月2日日曜日

柳田格之進

NHK教育「日本の話芸」(元旦放送)を録画した
春風亭小柳枝の「柳田格之進
を聞いた。

初めて聞く話だが、武士の誇りと昔の日本人の人情に溢れる、いい話だった。
講談のようだと感じたら、案の定、もとは講釈ネタのようだ。

「格之進」は、「水戸黄門」の格さんと同じ名前。
格さんも、まじめで実直という設定。

騒動の張本人の万屋の番頭・金兵衛と、吉原から戻れた格之進の娘が結婚するというハッピーエンドは、ちょっとでき過ぎだが・・・

2、3年前から、山本周五郎の武家物の短編集をときどき読んでいるが、同じような味わいがある。

ウィキペディアによると、志ん生馬生志ん朝も得意ネタとしていたようだ。
志ん生が格之進をどう演じたかも興味があるが、馬生で聞いてみたい話だ。

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2011年1月1日土曜日

「昭和なつかし亭」&志の輔の「ねずみ」

BS2午後の「昭和なつかし亭」。

志ん生、馬生、志ん朝を一挙に聞くことができた。

まず、志ん朝の「元犬(もといぬ)」。

犬が八幡様に願かけをして人間になるという、落語らしいバカバカしい話。
元犬の男の所作が人間離れしているので、主人がモトという名の女中は居ないかと呼ぶのが落ちにつながる。
ちょっと甲高い張りのある声が、やはりいい。

次に、馬生の「そば清(せい)」。

そば喰いの清兵衛。
そばを50枚食べたら十両、という賭けを持ちかけられるが、自信がなく辞退する。
信州への旅の途中、ウワバミが漁師を飲み込むのを目撃する。漁師が入って膨らんだウワバミの腹が、赤い草をなめるとすぐにへこんだ。この赤い草を摘んで帰って賭けを受ける決心をする。
あと2、3枚のところで苦しくなった清兵衛が、外に出て赤い草をなめると・・・

落ちの意味がわからなかったが、ネット検索して納得。
こういうのを考え落ちというのだろうか。
初めて聞いた話だが、落とし話とはよく言ったものだ。

馬生の落語は、何か気品がある。

志ん生の「風呂敷」。
CDで聞いたことがあるが、映像だとより面白い。
体も顔も、ちょっと斜めに構えたような恰好や表情を、見ているだけで楽しい。
酒飲みや、他愛無い夫婦喧嘩をやらせたら、やはり天下一品だ。

親子、兄弟でもずいぶん雰囲気や芸風が違う。
馬生を聞く機会が比較的少なかったが、最近聞いた「鰍沢」といい、改めて見直した。

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BS-TBSの「新春落語研究会」で立川志の輔の「ねずみ」を聞いた。

仙台の零細旅籠「ねずみ屋」が舞台。
ねずみ屋の主人は、「とら屋」という大きな旅籠の主人だったが、後家と番頭に乗っ取られる。
左甚五郎がねずみ屋に泊まり、事情を聞いて、ねずみを彫って置いていく。
動くねずみが評判となり、ねずみ屋は大きくなっていくが、とら屋側も対抗策として虎を彫ってもらうと、ねずみが動かなくなる・・・

左甚五郎は、「竹の水仙」にも登場し、宿代の代わりに竹で水仙を作り、それが殿様の目に止まり、お買い上げとなって、宿が潤う。。

左甚五郎ではないが、「抜け雀」でも、絵師が宿代代わりに衝立に描いた雀が抜け出し、評判となる。似た話だが、それぞれに創作性がある。

ねずみ」は、図書館で借りた入船亭扇橋で聞いたことがあった。
ゲストの林家正蔵も、この話を入船亭扇橋から教わったと言っていた。

志の輔は、健気な子どもを演じさせたら一流だ。
幼いながら客引きをし、親と自分の分の寿司まで甚五郎にねだってしまう無邪気なねずみ屋の子どもといい、「しじみ売り」の小僧といい、しみじみとした気持ちにさせる。

正蔵は、「星野屋」を演じていた。
この話は、文珍で聞いたことがある。
正蔵は、まだまだ修行が必要かな。

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