NHK・BS2の「お好み寄席」で、春風亭小柳枝の「抜け雀」を聞いた。
小田原の小さな旅籠「相模屋」が舞台。
1日3升を7日間も飲んだ客が一文無しの絵師とわかり、主人が「大工なら古くなったところを修理してもらって宿賃と棒に引くこともできるのだが・・・」と嘆くと、宿賃のカタに客が衝立に5羽の雀を描く。
その雀が朝になると衝立から抜け出すのが評判を呼ぶ、という話。
志ん生や志ん朝のCDのほか、何度か聞いた話だ。
調べてみて、「棒引き」の語源を改めて知った。
正しくは「棒を引く」、棒を引いて消す、帳消しにするという意味。
無銭飲食で突き出してしまっていたら、相模屋さんも、大久保加賀守様から、二千両で買い上げていただくという幸運をつかむことはできなかった。
落語には、人生訓がある。
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2011年1月4日火曜日
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