2010年10月14日木曜日

金馬の「雑俳」

金馬の「雑俳」に出てくる、隠居が紹介するまともな句。
覚えておきたいものが多い。

◆ 春の雨 硯(すずり)に受けて かな書かん
隠居が言うとおり、やさしい句だ。
パソコンや顔文字の時代、こういう情緒は消えていくのだろうか。
隠居が八っつぁんに「春雨」とは春先に降る雨のことだと教えると、八っつぁんは「駿河湾で権藤鯨がとれたんだってねぇ。」とトンチンカンな合いの手を入れる。

◆ 土手べりに 江戸を眺むる 蛙(カワズ)かな (一茶)
何やら気宇壮大な気分になる。
一茶は信州の現・信濃町の人で、長野県の北信地方に育った者にとっては、郷土の誇りだ。
小学校のときに、学校の見学で一茶記念館に行った記憶がある。
新潟での海水浴の帰りにも寄った記憶がある。
今度帰省したときに、訪れてみたい。
(一茶記念館)
http://park3.wakwak.com/~issakinenkan/

◆ 君は今 駒形あたり ホトトギス (高尾太夫)
これは難解だ。
http://www6.plala.or.jp/tokio/kimiwaima.html

◆ 雪の朝 二の字 二の字の 下駄の跡 (捨女)
これは有名な句だ。
隠居は「捨女6歳のときの名代(なだい)の句」と言っている。
ネット検索すると、次のページがヒットした。
http://blog.goo.ne.jp/kue-biko/e/783983790d978264a6d5870477363635
田(デン)捨(ステ)女は、丹波の国・柏原の代官の娘とのこと。
そういえば、昔、兵庫県柏原(かいばら)に仕事で何度か行ったことがあり、電車待ちの時間に捨女の遺跡を訪ねたことがあったことを思い出した。

◆ 初雪や せめて雀の三里ほど
◆ 雪の日や あれも人の子 樽拾い

これらも難解だ。
ご隠居の物知りと昔の人の感性・技量に感心する。

落語は教養にあふれている。

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パリの思い出


アンリ・ルソー「人形を持つ子供」ほか
(オランジュリー美術館)
ルソーは妻のお気に入りだ。

2010年10月13日水曜日

強い商売

金馬の「浮世床」で,強い商売弱い商売という話が出てくる。

職人衆や商人(あきんど)衆は,金と物との交換だから,値段が合わなければ「結構です。帰ってください。」と言える強い商売。

理髪店は客が気に入らなくて金を払わなくても品物を持って帰ってしまう,噺家にはそもそも品物がない,どちらも弱い商売だという。

値下げ合戦によるデフレ(物価下落)など,江戸時代にはなかったのだろうか。
それだけ供給が少なかったのだろう。

金馬は「強い」を「つおい」と言っていて,面白い。
菅首相もそういう言い方をしていたという話が紹介されている。
http://blog.fideli.com/attorandamu/archive/167/0

京都の年配の人の中に,「少ない」を「すけない」(「け」にアクセントがある)という人がいて面白い。

一人の子どもでも「子たち」という言い方をする。
話相手の人には子どもが一人しかいないのに,「子たちは元気?」と言うので,何か勘違いをしているのかと思っていたが,京都新聞夕刊の以前の連載で,京都の古い人は,a child でも「子たち」という言い方をすることを知った。

京都の人が,名詞の末尾に「~さん」とよく付けることも知られている。
うちの奥さんも,生協を「生協さん」と言う。

方言は味わいがある。

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パリの思い出
ローランサン「ココ・シャネルの肖像」
(オランジュリー美術館)


2010年10月12日火曜日

淀五郎

伏見,宇治と回る用件があり,車中で落語を聞いた。

志ん生の「淀五郎」。

歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」の判官(はんがん)役に抜擢された若い役者の淀五郎が,大先輩の市川団蔵(屋号・三河屋)や,中村仲蔵(屋号・舞鶴屋)に鍛えられる話。

仮名手本忠臣蔵
どこかの場面を南座で見たことがあると思うが,登場人物など,あまりよく知らなかった。

大星由良助(おおぼし ゆらのすけ・・・大石内蔵助)
塩冶判官(えんや はんがん・・・浅野内匠頭)
大星力弥(おおぼし りきや・・・大石主税)
・・・・・

(四段目)
切腹に臨む判官が力弥に,由良助はまだ来ぬかと問う。
力弥(志ん生) 「いまだ参上~(デデ~ン),仕(つかまつ)りませぬ~~」

歌舞伎で見てみたいと思った。
東京では,国立劇場で12月にやるようだ(松本幸四郎,市川染五郎など)。
http://www.ntj.jac.go.jp/performance/3591.html
京都・南座での公演を待ちたい。


金馬の艶笑噺で,判官の内室(御前)が力弥と交わる場面が出てくる。
御前 「力弥,力弥~,そちはまだ、いかぬかえ~」
力弥 「いまだ参上~,仕りませぬ~~」

もうひとつ,金馬
大石内蔵助が天河屋義平の女房に横恋慕して言い寄るので,義平が防衛策として女房の布団で大石を待ち構える。夜這いにやってきた大石に義平が,
「天河屋義平は男でござる~~」

落語と歌舞伎の融合が面白い。

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パリの思い出

モディリアーニ「若い奉公人」
(オランジュリー美術館)

2010年10月11日月曜日

パリの街角スナップ (1)


モンマルトル サクレ・クール寺院東側の階段
パリ初日、階段を上ったところのカフェで、
K子ちゃん、C、Jと休んだ。

シテ島「サン・シャペル」入口
緑のワンポイント・カラー

サン・ミッシェル
シテ島から左岸に渡ったところ付近
オペラ座近くの
アップル(Mac)の店
ルーヴル美術館(左手)
の北側

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2010年10月10日日曜日

和知町 道の駅「和(なごみ)」

10月8日(土)、所用で舞鶴へ。

いつも立ち寄るのが、27号線沿い、和知町の道の駅「和(なごみ)」。

往路では、直売の野菜、きのこを購入。
秋の味・サトイモをゲットできて満足。

復路は昼どきだったので、栗ご飯350円を買い、奥のテーブルで、舞鶴で買った魚の天ぷらをおかずに食した。
由良川沿いの風景。
秋が深まるのはこれからだ。
そのころ、また寄りたい。

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パリの思い出
サンジェルマン・デ・プレ近くの八百屋さん