職人衆や商人(あきんど)衆は,金と物との交換だから,値段が合わなければ「結構です。帰ってください。」と言える強い商売。
理髪店は客が気に入らなくて金を払わなくても品物を持って帰ってしまう,噺家にはそもそも品物がない,どちらも弱い商売だという。
値下げ合戦によるデフレ(物価下落)など,江戸時代にはなかったのだろうか。
それだけ供給が少なかったのだろう。
金馬は「強い」を「つおい」と言っていて,面白い。
菅首相もそういう言い方をしていたという話が紹介されている。
http://blog.fideli.com/attorandamu/archive/167/0
京都の年配の人の中に,「少ない」を「すけない」(「け」にアクセントがある)という人がいて面白い。
一人の子どもでも「子たち」という言い方をする。
話相手の人には子どもが一人しかいないのに,「子たちは元気?」と言うので,何か勘違いをしているのかと思っていたが,京都新聞夕刊の以前の連載で,京都の古い人は,a child でも「子たち」という言い方をすることを知った。
京都の人が,名詞の末尾に「~さん」とよく付けることも知られている。
うちの奥さんも,生協を「生協さん」と言う。
方言は味わいがある。
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