2010年12月15日水曜日

桂米二 臨時停車の会

桂米二の落語会に行ってきた。

まずは、桂小鯛の「子ほめ」。
落語は年季が要る。
若いうちは修行だ。

次いで、桂宗助の「釜猫」。
宗助を聞くのは、2回目。
結構、気に入っている。
「釜猫」は、大旦那の父親から禁足を喰らった若旦那が釜に隠れて遊びに行こうとする話。
計画を父に立ち聞きされ、釜の中には若旦那に代わって猫が入れられる。
腹を下していた猫が、お茶屋で釜を飛び出してから、粗相をしながら店の女性の財布をくわえて逃げる。

辞書によると,「ねこばば(猫糞)」とは,〔猫が糞に泥をかけて隠すことから〕悪事をごまかして知らない顔をすることとのこと。


仲入り前の米二は、「厄払い(はらい)」。
大晦日に、商家などが厄払いを頼んだようだ。
そういう習わしがあったことを初めて知った。
「なべやき~うど~ん~」などの売り声を「たてまえ」というのも初耳だった。

仲入り後、米二の「三枚起請(きしょう)」。

志ん生で聞いたが、上方版もあるのだ。
下駄屋、仏壇屋、指物屋の3人が、それぞれが、女郎(おやま)から結婚の契りをした起請文をもらったこと知り、女郎をやりこめようとする。ピンチに陥っても動じない女郎は、たいしたものだ。

初めて知った「釜猫」や「厄払い」など、いろいろな話があるものだ、と思った。


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