2010年12月31日金曜日

大晦日に「芝浜」を聞く

日本の話芸」で柳家さん喬の「芝浜」を見た。

この芝浜では、おかみさんが赤ん坊を生んでいた。
おかみさんが打ち明けた大晦日の時点で、「アバ、アバ」としか言わない幼児という設定。

CDで聞いた三木助の芝浜に比べ、話の進行が淡々としている感じだった。
やはり、三木助の話が、一番じっくりと聞かせると思った。

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2010年12月29日水曜日

禁酒番屋

NHK教育で28日午後2時から放送した「日本の話芸」を録画して,見た。

九代目桂文楽の「禁酒番屋」。

禁酒のお触れが出て,武家屋敷への酒の持ち込みを見張る番屋の役人が,カステラとか油と偽って酒を持ち込もうとする酒屋の魂胆を見抜き,中身を確かめると称して全部飲んでしまう。
こんな役人をやり込めようと,小便だと言って本物を徳利に入れて番屋に出向く。なかなか知恵が回る酒屋の店員だ。

九代目文楽を検索したら,昔ペヤングソース焼きそばのCMに出演していた四角い顔の人であることがわかった。

ペヤングソース焼きそは,うまかった。
即席焼きそばは,どれもおいしい。ときどき食べたくなる。

即席めん系では,つい定番の日清カップヌードルに手が出てしまう。
販売開始は1971年9月,小学校6年のときという計算になる。

牛丼も,学生時代から馴染んだ吉野家の牛丼が一番だ。

先日,「旅サラダ」で高橋ジョージが故郷の宮城県栗原市を訪れる企画が放送され,ソウルフードという「三陸食堂」という店のラーメンが出てきた。
澄んだスープで,とても旨そうなラーメンだった。
ああいうラーメンを食べたいのだが,関西では出会えない。
栗原市に行く機会があれば,必ず立ち寄ろうと思った。

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2010年12月27日月曜日

馬生の「鰍沢」・・・お熊の罪状の考察

図書館で借りたCDで金原亭馬生の「鰍沢(かじかざわ)」を聞いた。

身延山へのお参りの帰りに大雪で道に迷い,民家に助けを求めると,その家の女房が、客となったことのある吉原の元花魁。
この元花魁のお熊が悪女で,旅人が金を持っていると知ると、卵酒に毒を盛って金を奪おうとする。
酒に弱い旅人は,卵酒を少し飲んだだけで寝てしまう。
お熊が亭主の寝酒を買いに出かけている間に亭主が戻って来て,置かれたままの卵酒を飲み干すや(そりゃぁ飲むよな),毒が効いて死んでしまう。
気がついて逃げ出した旅人(身延山の護符の霊験で何とか体を動かせた)を,お熊は鉄砲を持って追いかける。鰍沢の断崖まで追い詰められ絶体絶命となったが,お熊の撃った鉄砲ははずれた・・・

初めて聞いた話だが、円朝作の話は,よくできており,馬生もうまい。


お熊の罪状(罪責)は,何だろう。

旅人に対しては強盗殺人の未遂だろう。
亭主に対しては,(重)過失致死か,それとも殺人か。
毒を入れた卵酒を置きっ放しにして家を出ている。
亭主が帰ってきて,卵酒があれば飲んでしまうことは十分予測できたはずだし,それでも構わないという未必の故意が認定される可能性もあるが,亭主がそんなに早く帰ってくるとは思わなかったという弁解も可能だ。
亭主殺しで起訴するのは難しい。
お熊の所業を見ていると,この際,亭主も殺してしまおうと思ったというのが真相のような気がするが・・・

もうひとつ,旅人を殺そうと思って誤って亭主を殺したのだから,いわゆる「事実の錯誤で殺人の既遂が成立するのではないかという問題がある。
Aを殺そうと思って鉄砲を撃ったところ,弾がそれてBに当たり,Bが死んでしまった場合,
① Aに対する殺人未遂とBに対する殺人既遂が成立するという説
② Aに対する殺人未遂とBに対する過失致死が成立するという説
の二つの学説の対立がある。
しかし,毒入りの卵酒を提供した行為を,鉄砲を撃った行為と同列には論じられないだろうと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

落語には犯罪行為(まがい)の話が結構出てくる。

黄金(こがね)餅」の金山寺屋の金兵衛は,銀貨を入れた餅をたくさん飲み込んで死んだ西念の葬式を出し,焼き場で焼いてもらった骨上げの際,アジ切り包丁を使って生焼けの腹から,銀貨を取り出して我が物とし,それを元手に黄金餅の店を出す。

近代刑法では,死体と並んで遺骨も死体等損壊罪の対象になる。
アジ切り包丁で遺骨(?)の生焼けの腹部を切り裂くのは,遺骨損壊だ。
金を奪った行為はどうか。
西念は死んでしまっている。西念には身よりがないから,相続人もいない(としよう)。
喪主は金兵衛であり,金を焼き場が占有しているとは言えないので,窃盗にはならないだろう。
占有離脱物横領罪はどうか。
所有者がいない無主物であれば,占有離脱物横領の対象にはならない。
古墳内に納められていた宝石・鏡・埴輪などを取得した場合に占有離脱物横領が成立する,という戦前の判例があるが,これは古墳所有者の所有物なので,そうなるだろう。
西念の腹の中の金は無主物であり,金兵衛には占有離脱物横領罪は成立しないと思うが,よくわからない。
無主物であれば,民法239条(無主物先占)で金兵衛が金の所有権を取得する。

焼き場の焼き賃を踏み倒したのは,最初から踏み倒すつもりなら詐欺だが・・・

芝浜」の勝五郎は,芝の海で拾った財布を家に持ち帰り,在中の四十二両で安楽ができると,酒を飲んで寝てしまう。
自分の物にしようと家に持ち帰った時点で,遺失物(占有離脱物)横領が成立している。
おかみさんが勝五郎の寝ている間に大家と相談し,お上に届け出たとしても,それは犯罪成立後の情状だ。お上にその事情が明らかにならなかったから,お咎めがなくて済んだが・・・

居残り佐平次」は、完全な詐欺(無銭飲食)だ。

時そば」もかわいい詐欺

藁人形」で西念から大金を巻き上げる詐欺を働いたのも,お熊という女郎だった。
お熊というのは,悪女の代名詞らしい。


江島屋騒動(藤ヶ谷新田 老婆の呪い)」で、イカ物の花嫁衣裳を売った江島屋治右衛門も詐欺になる。
老婆は江島屋の一家眷族(けんぞく)皆殺しと呪い、江島屋の女房と小僧が病気や事故で死に、治右衛門も目を患う。これは、いわゆる「不能犯」で犯罪は成立しない。

また,他の話でも考えてみたい。

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2010年12月26日日曜日

高校駅伝

毎年、高校駅伝を見に出る。

女子は丸太町通りまで来ないのでテレビで見て、男子の方は丸太町通りで声援を送る。

4区のトップ通過の世羅高校の選手。

丸太町橋西詰め付近
故郷・長野の佐久長聖高校は、今年も7位と健闘した。

女子の長野東も14位と頑張った。
県立高校だけに偉い。

新春の都道府県対抗女子駅伝も楽しみだ。
数年前、烏丸鞍馬口付近まで見に行き、練習中の野口みずきを見た。
小さいけれどパワーを感じた。

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2010年12月25日土曜日

BS-TBS 落語研究会

25日午前3時放送のBS-TBSの「落語研究会」を録画して見た。

五街道雲助 「芝浜
おかみさんが最後にお目出度という展開は初めて聞いた気がする。
もっと古女房を想像していた。
解説の人が,四十二両は,今でいえば300万円以上だろうと言っていた。

柳家三三 「万金丹
初めて聞く話だった。
三三の落語も初めて聞いた。
声が通って,聞きやすい。
岐阜の落語会にますます行きたくなった。

春風亭昇太 「時そば
久しぶりに「時そば」を聞いた。
二人組が二人合わせても持ち金が足りずに,兄貴分風の方がほとんど食べ,そば屋をごまかす。
翌日,弟分の方が一人で行って・・・という設定。
二人組の設定は初めて聞いた気がする。
今でいえば,兄貴分が成功した九つは深夜0時前ころ,弟分が失敗した四つは朝10時前ころのようだ。
昇太は,やはりときどき噛んでいた。

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2010年12月24日金曜日

今日のRyoSenの日替わり

牛肉とタマネギのハヤシソース煮,ジャガイモとウィンナーのフライ乗せ。

いつもどおりの美味。
副菜に,ひじき+こんにゃく+チクワ+ごぼう+ニンジンの煮物と,ブロッコリー、大根等のマヨネーズソースのサラダ。

安くておいしいお昼をいただける喜びを噛みしめながら食べた。

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2010年12月23日木曜日

立川談春のチケットを衝動買い

来年2月26日(土)の立川談春独演会(鈴鹿市文化会館)のチケットを,チケットぴあで購入した。

鈴鹿は遠いが,新名神のドライブがてら行こうと思う。

3月27日(日)には堺市民会館でも独演会がある。考え中・・・

1月26日(水)の桂米團治独演会(京都府立文化芸術会館)のチケットは購入済みだ。

1月22日(土),岐阜で,「新春落語始~ぎふ名人会」があり,柳家喬太郎柳家三三春風亭一之輔が主演する。こちらも買ってしまいそうだ。もう少し考えよう・・・

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柳家三三(さんざ)

日曜夜の「情熱大陸」で,柳家三三(さんざ)を取り上げていた。

小三治の弟子で,2006年真打ち昇進,今注目されている落語家のようだ。
初めて聞く名前だった。
関東の方での独演会や,上野の鈴本演芸場などに出演しているようだ。

堀井憲一郎の落語家ランキング「2008年江戸方落語家ベスト150」(『週刊文春』新年特大号)では,22位になっている(師匠の小三治は,堂々の1位)。

番組では,「嶋鵆沖白浪(しまちどりおきつしらなみ)」という埋もれていた話を復刻し,三夜連続講演で演じる様子が紹介されていた。「幕末から明治にかけ、三遊亭円朝とともに落語界の双璧として名を馳せた初代・談洲楼燕枝(だんしゅうろうえんし)の作」(2010年11月7日東京新聞)とのこと。

今週発売の「週刊文春」の柳家喬太郎の川柳のコーナーにも,ゲストとして登場している。

関西にも来てくれると嬉しいが・・・

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2010年12月22日水曜日

かぜうどん と うどん屋

小三治のCDで、「うどん屋」を聞いた。

鍋焼きうどん屋の話。

先週桂ちょうばで聞いた上方落語の「かぜうどん」とほぼ同じストーリー。
落ちに関わる客の前、「かぜうどん」では博打遊びの途中の客から大量注文を受けるが、「うどん屋」では酔っ払いに絡まれ冷やかされただけで売れないという違い。

小三治の食べるうどんも、うまそうだった。

鍋焼きうどんは、相当好きな部類に入る。
ときどき、無性に食べたくなる。
生卵が苦手なので、下の方にうずめて、できるだけ固めてから食べる。
シイタケ、ホウレンソウ、かまぼこ、海老天、鶏肉などと代わる代わる食べるうどんは、至福をもたらす。
必ずついてくる小さな器は、うどんを食べるのには基本的に使わない。海老の尻尾を入れるのに使う。

鍋焼きうどんを売り歩くという商売は、いつごろまであったのだろうか。
そう言えば、京都では、ラーメンの屋台も見かけなくなった。
20年位前、出町や御池通りに出ていた屋台がなつかしい。

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2010年12月18日土曜日

桂ざこば一門会を楽しむ

ざこばの一門会に行ってきた。

桂鯛蔵 「初天神
前に文我の会で「阿弥陀池」を聞いた。
「初天神」も結構がんばっていた。
飴やみたらし団子をほしがる洟垂れだが、「お父ちゃんがお母ちゃんの布団に入ってきて・・・」などと隣のおじさんに話をするマセた子ども。
飴屋と団子屋の場面の後、落ちが思い出せない・・・

桂ちょうば 「かぜうどん
米朝の「ちょう」と、ざこばの「ば」をとった名前とのこと。
うどん屋の売り声は「そ~や~う~」。
うどんを食べる芸が絶品だった。
心底、うどんを食べたくなった。
実際、帰りにきつねうどんを食べてしまった。
日ごろ、うどんより蕎麦と思っているが、やはり、うどんもいい。

桂ざこば 「猫の災難
志ん生の「犬の災難」と似た話。
酒が目の前にあると飲まずにはいられない酒飲みの気持ちはよくわかる。
客の笑いをとる話芸と貫禄は、さすがだと思った。

桂わかば 「掛け取り
大晦日にツケの取り立てに来る商人に対し、その人の趣味(即席めん好き、芝居好き、喧嘩好き)に取り入って誤魔化そうとする話。
UFOやうまかっちゃん等々、即席めんをたくさん盛り込んだ展開は、わかばの創作だろうか?

トリは、桂塩鯛 「つぼ算
都丸時代の昔、KBSラジオの京都の通りを歩くシリーズ(確か「桂都丸のサークルタウン」)を、ときどきカーラジオで聞いていた。
塩鯛を襲名し、今や、押しも押されもせぬ落語家、という風格だ。
水壺を値切って3円で買う。
それを返品して、倍の大きさの壺を6円で買うのだが、さっき払った3円と、今返品した壺の下取り価格3円で6円になる、と、追加代金を払わずに6円の壺を持って帰ろうとする。
番頭が、何かおかしいと直感するのだが、間違っていると説明できず、ついに買い手は、3円払っただけで6円の壺を手に入れる。
聞いていて、確かに錯覚に陥ってしまうと実感する。
後でよく考えたら、最初の代金3円を置いておくから錯覚が生じるのだ。
3円の壺を売った代金を金庫に入れてしまえば、客が持ってきたものは3円相当でしかなく、6円の壺を渡す道理はない。
もっと論理的な説明ができるかもしれないが・・・
いずれにせよ、じっくりと聞かせ、笑える話だった。

夜の丸太町柳馬場

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クリスマスパーティー

金曜日、クリスマスパーティーに出席。

そのメニュー。

茸のクリームスープ、具だくさんでうまかった。

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2010年12月16日木曜日

RyoSenの日替わり定食

今日も「RyoSen(両川)」で日替わり定食(700円)をいただいた。

メインは,肉豆腐の卵焼きのせ
食べたことのない,ちょっと不安な組合せだったが,これが旨かった。
汁になじんだ卵焼きが,不思議に合う。
料理人の発想と腕に脱帽。
玉こんにゃく,さつま揚げなどの煮物も,いいお味。

昨日,鯖煮定食(750円)を食べた。
黒く煮つけられた濃いめの味の鯖。
ミソ煮でもなく,初めて経験する味だった。
うまい。

病みつきになりそう。
明日も行きたい。

京都御苑のドウダンツツジ(?)
12月6日撮影

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2010年12月15日水曜日

桂米二 臨時停車の会

桂米二の落語会に行ってきた。

まずは、桂小鯛の「子ほめ」。
落語は年季が要る。
若いうちは修行だ。

次いで、桂宗助の「釜猫」。
宗助を聞くのは、2回目。
結構、気に入っている。
「釜猫」は、大旦那の父親から禁足を喰らった若旦那が釜に隠れて遊びに行こうとする話。
計画を父に立ち聞きされ、釜の中には若旦那に代わって猫が入れられる。
腹を下していた猫が、お茶屋で釜を飛び出してから、粗相をしながら店の女性の財布をくわえて逃げる。

辞書によると,「ねこばば(猫糞)」とは,〔猫が糞に泥をかけて隠すことから〕悪事をごまかして知らない顔をすることとのこと。


仲入り前の米二は、「厄払い(はらい)」。
大晦日に、商家などが厄払いを頼んだようだ。
そういう習わしがあったことを初めて知った。
「なべやき~うど~ん~」などの売り声を「たてまえ」というのも初耳だった。

仲入り後、米二の「三枚起請(きしょう)」。

志ん生で聞いたが、上方版もあるのだ。
下駄屋、仏壇屋、指物屋の3人が、それぞれが、女郎(おやま)から結婚の契りをした起請文をもらったこと知り、女郎をやりこめようとする。ピンチに陥っても動じない女郎は、たいしたものだ。

初めて知った「釜猫」や「厄払い」など、いろいろな話があるものだ、と思った。


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2010年12月14日火曜日

師走はあわただしく

12月に入って約2週間,更新をさぼっていた。
Thinkpad が起動しなくなった(結局,ハードディスクの交換が必要とのことで,その到着待ちの状態)ことも一因だが,1日さぼるとズルズルといくものだ。

おいしい昼処を見つけた。
鯖煮定食 一嬉」という店。
夜は「RyoSen(両川)」という居酒屋になる。

はっきり言って,うまい!!

日替わり定食700円。
日替わりは煮込み物が多いみたいだ。
写真の日はカレーソース煮込み,今日はクリーム煮込みだった。
店名にもなっている鯖煮定食はまだ食べていない。
味噌汁が海藻+チクワの薄切りというのも,味わい深く,よい。
12時前に行かないと行列を覚悟しないといけない。
ネット検索したら,評判の店だった。

曇天,夕暮れの国際会議場
比叡山,宝ヶ池

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2010年12月1日水曜日

師走に入る

今年もあっという間に師走となった。

河原町御池
京都ホテルオークラ

昨日,茨木市の「郡山城」近くに用件があった(茨木ICで初めて下りた)。



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2010年11月30日火曜日

上方落語研究会を聞く

第212回上方落語研究会(府立文化芸術会館)の席に出かけた。

 桂鈴々(りんりん) 「動物園
桂雀々の二番弟子の女性。
かわいらしい顔立ち。
虎の皮をかぶる仕草を熱演していた。

 笑福亭鶴笑(かくしょう) パペット落語
パペット落語とは何ぞや,と思っていたら,人形を使った落語だ。
パペットをネット検索して納得。パペットマペットという芸人もいたな。
三蔵法師(鶴笑自身)の他,孫悟空(膝人形など)や赤牛の怪物などが登場する噺。
客席も自分も,腹を抱えて笑った。
膝を立てたり,ひっくり返ったりの肉体演技。
昼間も二席やって,大変なんだと。
お笑いは奥が深い。
イラクに旅立つということで,「はるか」に乗るために4席目の予定を繰り上げにしてもらったとのこと。
ネット検索したら,「国境なき芸能団」を実践しているようだ。
後の米二から,生きて帰れないかもしれないと言われていた。

 桂佐ん吉 ~お題の名づけ親はあなたです
中川家の弟のような風貌。
新作落語で,ウェディング・プランナーになった女性が主人公。
元彼のマザコン男が,新しい婚約者を連れて,主人公が勤める結婚企画会社(主人公がその元彼と訪ねたところ)にやってくる,という話。
この話に客がお題をつける,ということで,選ばれた題は
ウェディング・プランナー」。
平凡・・・
後の解説で,「代書屋」をモチーフにした話とのこと。
新作だからか,ところどころで言葉を噛んでしまうところが惜しかった。

(仲入り)

 桂米二 「除夜の雪
真打登場。
米二は,初めて聞いたが,うまいと思った。

大晦日に酒を飲みながら銭を数える住職がいる寺が舞台。
その寺の古株の小坊主が主人公。
檀家の伏見屋の若御りょんさんが,借りていた提灯を返しに来る。
しかし,御りょんさんは,その前に,不釣り合いを責める嫁いびりに耐えかねて,首を吊って死んでいたのだった。
幽霊だから,降りやんだ雪に足跡が残るはずもない。
笑わせる話ではないが,本当の大晦日に聞いてみたいと思わせる噺だった。
誰の言葉か思い出せないが,
「どうなと信濃の善光寺」
というフレーズが頭に残った。

 桂紅雀 「不動坊
故・枝雀の弟子。
見方によっては,前原外相もどきの男前の噺家。

この前,文我で聞いた噺だが,紅雀の「不動坊」も,面白かった。

利吉が銭湯で湯に浸かる場面。熱い湯で,「湯が食いつく」という実感が感じられた。
間抜けなヤモメ三人組+これも間抜けな幽霊役の講釈師も,素直に笑えた。

幽霊役が顔に唐辛子で血の痕をつけられたのを,
朝帰りの海老蔵みたい」
と言ったタイムリーなクスグリもよかった。

18時半開演,21時前閉演で,時間もちょうどよい落語会だった。

次の上方落語研究会も来てみたいと思った。

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2010年11月27日土曜日

京都御苑~植物園

京都御苑の「凝華洞跡」の大銀杏。
凝華洞は,仙洞御所があったことろで,松平容保が病を患った際,仮宿舎にしたとのこと。

鮮やかなモミジ。

オレンジ色も美しい。

府立植物園にも行った。
フウの木は,見ごろの手前という感じだった。

ハナミズキ(アメリカヤマホウシ)の紅葉も趣きがある。

ニワウルシの白い花が目を引いた。

白いサザンカが咲き誇る。

近くにピンクのサザンカも。


ランシンボク(楷樹)・・・中国では孔子廟の樹として有名とのこと。

たくさんのカメラが群がっていた。

ミツバハマゴウという小さな花。

コダチダリア・・・木に咲くダリア

水面に映るモミジ。

アゲラタムという種類の花
アゲラタムブルーマリー

アゲラタムシェルピンクハワイ

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新そばを食べる

土曜日,新そばを食べる会に参加する機会があった。

そば(二八そば)を打つところから見せてもらった。

周囲にもそば粉が舞う
打ち上がり寸前
木鉢も,名工の特製ものとのこと。
重労働だ。

宴会が始まってしまい,そばを切る場面は見逃した。

打ちたての新そばの味わいは格別だった。
辛み大根,イクラなどの薬味との融合もいい。
幸せな時間だった。

もともと,そばは好物だ。
長野の田舎では,親戚の集まりなどがあると,必ず締めはそばだった。
そばは,一椀分の量ごとに丸めたような状態で,ザル様の容器に並べられて供される。
薬味は,ネギ,海苔などのほか,クルミが付いていた。
懐かしい味だ。

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2010年11月25日木曜日

宝鏡寺

堀川寺之内辺り(表千家の不審庵や裏千家が近くにある)に行く用件があり,見事なモミジに誘われて,宝鏡寺(堀川寺之内東入る)に立ち寄った。

和宮や日野富子の縁りの寺とのこと。
「人形の寺」という別名があり,人形展が開かれていた。
人形塚


「鶴亀の庭」では,和宮が幼少時に遊んだという。

円山応挙の「雉図」,「子犬図」,狩野探幽の「秋草の図」,円山応震(応挙の孫)の「四季耕作図」などの襖絵を見ることもできた。かわいらしい子犬だった。

堀川通りの銀杏の黄色も,今が盛りで,思わず歩道橋に上って撮影した。

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2010年11月24日水曜日

京都駅

用件があり,京都駅の近くに行った。


お昼過ぎの京都駅
(ホテルグランヴィア)
夕暮れ前の京都タワー

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