吉原(よしわら)の話。
蛙が連れ立って吉原を見物に行く話が出てくる。
志ん生は、カエルを「カエロ」と言っている。江戸弁ではそう言ったのだろうか。なんか、可愛い。
金馬の「雑俳」でも、「ケエロ」とか「ケエル」という言い方をしている。
昔、「ケロヨン」というカエルのキャラクターがいたなぁ。
本題では、馴染みの花魁「紅梅」が廻し(何人もの客を相手にすること)をしたことで放ったらかしにされた辰(達?)っあんが、啖呵を切って夜中に店を出ていき、向かいの店の花魁「若柳」の客になる。
ある日、吉原で火事が起こり、駆けつけた辰っあんがドブに逃げ込み溺れそうになっている女を助けようとすると、それは紅梅だった。
「何だ、お前は紅梅じゃねぇか」と言う辰っあんに、紅梅が嘆願の思いを込めて言う言葉が、「私は(あなたに)首ったけ」。
落げ(さげ)の意味がもうひとつわからなかったが、帰ってから「首ったけ」の語源を調べたら納得がいった。
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パリの思い出
コンコルド広場 奥に小さく凱旋門が見える |
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