主人公は,千住のいろは長屋「への九番」に住む西念という坊主。
江戸中をもらって歩いて、身寄りのない老後の資金を貯めていた。
千住の宿の「若松」という女郎屋(じょうろや)に、お熊という女郎がいた。
その店のナンバーワン・板頭(いたがしら)。
これが吉原になると、ナンバーワンは「お職(しょく)」と言い、高尾だの薄雲だの源氏名がつくという。
お熊は、神田小川町の糠(ぬか)問屋の娘だったが、今は女郎に身を沈めている。
23歳、いい~~~女だ。
西念は、お熊の「旦那に身請けしてもらった家で一緒に暮らして死に水を取ってあげる」という詐言に騙され、全財産40両を巻き上げられてしまう。
「若松」から叩き出された西念は、お熊を呪って7日7晩、藁人形を鍋で煮る。
普通は藁人形に五寸釘を打ち込むのだが、釘はお熊に効かないのだ・・・
西念という坊主は、「黄金餅」でも金を貯めて使わないまま死んでしまう哀れなキャラクターとして登場する。
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パリの思い出
ノートルダムの塔より ※パリを見守るシメール(怪獣) ※左手にエッフェル塔 ※右手遠方にパレ・ガルニエ,モンマルトルのサクレ・クール寺院 |
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