2011年1月6日木曜日

間男の話・・・庖丁

BS-TBSの「新春落語研究会」の録画で,
古今亭志ん輔の「庖丁」を聞いた。


久治(きゅうじ)というヤサ男。
若い彼女ができたので,ヒモのように面倒を見てもらっているちょっと年増の女(清元の師匠)と別れるため,友達の寅に頼んで一芝居を打つ。
寅に間男の真似をさせたところに踏み込み,浮気の現場を押さえたとして女と縁を切り,売り飛ばした金を寅と山分けしようという筋書き。


寅はやりたくないと思ったが,食うや食わずの身で酒と鰻をおごってもらった手前,しぶしぶ承諾し,その筋書きを演じるが,女はきっぱりと拒絶。男がなかなか現れないので,寅は芝居の筋書きをすべて白状する。


女は,醜男だが嘘をつき通せない寅の方に誠実さを感じ,久治と縁を切り,寅と一緒になることを決意する。
そこに,何をしていたのか間抜けな久治が庖丁を持って乗り込んでくる・・・


寅が清元の師匠と結ばれ、何か、ほっとする結末だ。
この話は、文珍のCDで聞いたことがあった。
志ん輔は、今まで知らなかったが、検索して志ん朝の弟子とわかった。


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