2011年2月27日日曜日

談春独演会 in 鈴鹿

立川談春独演会を聞きに,鈴鹿まで行ってきた。

妻を誘うと行くというので,久しぶりに二人でドライブ。
新名神は,一昨年横浜に行ったとき以来,2回目。

お昼は,鈴鹿の広大なイオンで,カレーうどん定食。
うどんが太い。

落語の前に,不断桜を見に子安観音寺に立ち寄る。

不断桜はまだ数輪しか咲いていなかった。

お雛様とミニチュア着物の展示会をやっていた。


子安観音寺は,大きくはないが,いいお寺だった。


イオンで時間をつぶすという妻と別れて,午後4時開演の独演会へ。
会場は,鈴鹿市文化会館けやきホール

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開口一番は談春の弟子の立川春松の「道灌」。
今,ネット検索すると,2月20日の富士市での談春独演会の「道灌」が初高座だったようだ。

さぁ,談春の登場。
海老蔵事件(落語界にはああいう事件を起こす暴れん坊はいない)や相撲の八百長などを織り交ぜたマクラの後の演目は,「宮戸川」。
この話は初めて聞いた。

幼馴染みの半七とお花が結婚するなれそめの話。

半七から自分の親戚のところへ行けばいいだろうと言われて答えたお花の親戚の居場所は,「択捉(エトロフ)」。志ん生は,「熊本」でやっていたようだ。

前半は,家から閉め出しを食った(お花は閉め出しを「食べた」)者同士の半七・お花のやり取り。
お花の明るさが心地よい。

後半は,若い二人を二階に上げた半七のおじさんとその女房(三途の川を渡りそうになるお婆さん)とのやり取りが中心。
お婆さんを面白く映し出すおじさん(お爺さん)が,いい味を出していた。

中入後の演目は何だろうと思っていたら,
二葉亭四迷が「I love you.」を「あなたとなら死んでもいい」と訳したという話が出てきた。
CDで聞いたことがあると思ったら,「紺屋高尾」の前振り。
談春のこの話が聞けて,幸せだった。
久蔵の一途さと,それを受け入れる高尾の真心。
山場では,満員の客席がしーんとしていた。

会がはねた後,妻に迎えに来てもらい,車に乗り込むと,前に停まっていたタクシーが,談春の帰りの車だった。妻から「握手してもらいに行き」と言われたが,気が引けてできなかった。

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鈴鹿の焼肉屋「東家(あずまや)江島店」で夕食。
値段を考えて年甲斐もなく食べ放題を頼んでしまい,二人とも食べ過ぎた。

店の駐車場脇の見ごろの梅。

初めて鈴鹿に来たが,京都辺りとは比較にならない広大なイオンといい,リーズナブルで山盛りの焼肉といい,住みやすい町だと思った。

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