2010年11月17日水曜日

延陽伯

先日,桂文三で聞いた「延陽伯」。

図書館で借りた「落語長屋の知恵」(矢野誠一著)に「延陽伯」の嫁に来た女に,男が名前を聞いたときの答えが載っていた。

わらわ,父はもと京都の産にして,姓は安藤,名は啓蔵,字を五光と申せしが,わが母三十三歳の折,ある夜,丹頂を夢み,わらわを妊みしがゆえ,たらちねの胎内に出でしころは,鶴女,鶴女と申せしが,これは幼名,成長ののちこれを改め,延陽伯と申すなり

男は,これ全部を女の名前だと勘違いする,という筋立て。
文三で聞いたときはわからなかったが,「延陽伯」は,女の名前だとわかった。

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