2011年3月9日水曜日

お好み寄席 ライブパレード

NHK BS2の「お好み寄席 ライブパレード」を録画して見た。

一人7分の持ち時間で演じる5人の落語家のパレード.
志らくが進行役とトリを務める。

① 林家彦いち 「反対俥
・・・喬太郎昇太白鳥と組んだ創作話芸集団SWAのCDをカーナビに録音している。パワーを感じる話ぶり。木久扇の弟子だ。「反対俥」という噺は初めて聞いた(圓蔵のそれを録音しているが,まだちゃんと聞いていない)が,車夫が連れて来たのは大阪通天閣というサゲは,次のかい枝の話につなげる演出だったようだ。

② 桂かい枝 「丑三つタクシー
・・・志らくが,松尾隆司が絶賛している若手有望株と紹介していた。笑・神・降・臨で聞いた話。

③ 古今亭菊之丞 「法事の茶
・・・茶を焙じると会いたい人が出てくるという話。先代・林家正蔵立川談志が登場。この落語家,品があって結構好きだ。志らくからは爬虫類と言われていた。談志の物まねはやっぱり志らくが数段上。

④ 春風亭一之輔 「鈴ヶ森
・・・二つ目だが,2010年NHK新人演芸大賞受賞の有望株。まぬけな泥棒の子分が鈴ヶ森で追剥ぎをする噺。伸びやかな語り口で,よかった。

志らく以外の上記出演者は全員,この賞の受賞者とのこと。志らくが,「彦いち止まり」と茶化していた。

⑤ 立川志らく 「長短
・・・こういう軽い(?)話をやらせても,志らくはうまい。この話は,3年ほど前の寄席初体験の鈴本演芸場で聞いた。そのときの像が脳裏に残っている。それを思い起こすと,昨年亡くなった古今亭志ん五ではなかったろうか。

短い時間で売り出し中(志らくは押しも押されぬ位置だが)の5人の話が聞けて,いい企画だった。

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