2011年4月2日土曜日

平成紅梅亭オンエア

読売テレビ「平成紅梅亭」の録画を見た。

桂 吉弥   「ふぐ鍋
柳家三三     「長屋の花見
笑福亭三喬 「子盗人
が面白かった。

ふぐ鍋」は,桂文我で聞いたことがあった。
ふぐの調理免許の制度が整っていなかった時代は,フグは恐々食べる対象だったことはよくわかる。吉弥の「ふぐ鍋」は,旦那も招かれた職人も,かわいらしかった。

長屋の花見」はよく知られた噺だが,最近では小さんのCDで聞いただけだった。
筋がわかっていても,三三の噺は面白かった。
吉弥の「ふぐ鍋」で出てきた「犬の盛」という酒を,出してきた。
こういうリレーが,生の落語の楽しみだ。

笑福亭三喬は,昼席で生で聞いた「おごろもち盗人」もおかしかったが,「子盗人」は絶品だった。
この席で一番だと思った。
泥棒が,残り物の御馳走のう巻きを食べて「(長屋の花見と違って)タクアンじゃない,本物だ」と言ったり,この酒は「犬の盛」かと言ったり,ちょっと用事があるので帰るというのを「ふぐ鍋じゃあるまいし」と言ったり,しっかりリレーのくすぐりを入れていたのも感心した。
上下(カミシモ)を切る」という意味も,三喬の解説で初めて知った。

ネット検索したら,3月11日(震災当日),大阪で「東西笑いの喬演~笑福亭三喬・柳家喬太郎 二人会」という落語会があったようだ。喬太郎と二人会をやるのだから,人気・実力とも上位と認められているのだろう。

これからは,談春三喬の追っかけをしたいと思った。

圓蔵 「火炎太鼓
・・・やっぱり無駄に長いマクラで,本題を楽しめなかった。

小遊三 「蛙茶番
・・・初めて聞いた噺。下ネタの面白い噺だった。

三枝 「ピッカピカの一年生
・・・三枝の息子とオヤジの話,結構好きだ。

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仲入りの吉弥と読売TV・森たけしアナ(しゃべる食いだおれ人形,青山学院大学卒。同い年)のトークも面白かった。
吉弥が圓蔵のことを,シャレも交えて「ダラダラ長くて。おっさんいつまでしゃべっとんねん」と言っていた(圓蔵はもう帰っていたようだ)。そのとおりだ。昼席よりも少しマシだったが・・・。

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1 件のコメント:

  1. stakagi@ncn-k.net2011年4月6日 21:49

    今今亭杏太郎様 はじめまして。紅梅亭から検索してたどりつきました。良いプログですね。お気に入りをクリックしました。
    さて、三喬師匠の噺。ぜひ観たいですね。録画を撮り忘れましたのでよろしければ、お貸ししていただければ嬉しいです。クマのプーさんは本当に面白いですね。

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