2011年7月12日火曜日

愛宕念仏寺~清滝

嵐山での用件を済ませた後,以前から行きたかった愛宕(おたぎ)念仏寺まで足を伸ばした。
清滝トンネル(清滝隧道)の手前にある天台宗の寺だ。
仁王門
千二百羅漢という多数の石仏が,寺の情趣を引き立てている。
昭和56年から10年間,千二百人の一般の参拝者の手によって彫られたとのこと。
本堂脇の羅漢群
最初に見たときは
ドキッとした
本堂にある本尊は厄除け千手観音。居合わせた住職さんから「近くで拝んでください」と言われ,ありがたくそうさせていただいた。
重要文化財の本堂
他にも,三法の鐘,多宝塔,ふれ愛観音,地蔵堂などがある。
山腹に開かれた境内
羅漢洞という建物で,先代住職西村公朝氏筆の蓮華蔵世界の天井画,釈迦の壁画などを見られる。入口が閉まっていたが,お寺の人に尋ねると開けてくれた。畳に寝転んで見てくださいという勧めに従って,解説テープを聞きながら,しばし天井画に見入った。
西村公朝氏の画は,お寺のホームページで紹介されている。やさしく愛嬌のあるお顔に描かれている。
現住職が語っている「西村公朝が伝えたかった仏の心」という記事も見つけた。

いいお寺だった。

お寺の門を出たところから,「清滝隧道」の入口が見えた。

清滝トンネルは,京都の心霊スポットのようだ。
車1台の道幅なので,入口(嵐山側)と出口(清滝側)の双方にある信号で交通を制御している。
以前,清滝から愛宕山に登ったときは,徒歩で峠道を越えていったので,このトンネルは未体験。時間があったので,清滝まで行くことにした。
トンネル入口に「この道路は行き止まり」と書かれていて(後で清滝集落で行き止まりとわかった),トンネルに入るのにちょっと勇気がいる。
トンネルの出口の手前がカーブしており,出口の光が見えないまま進むので,かなり恐かった。

愛宕山参道口近くの駐車場に車をとめ,近くの「智楽庵」という店で釜揚げうどんをいただいた後,短時間散策した。
生姜などの薬味との相性がよく
おいしかった
清滝川の清流
釣り人もいた
駐車場近くにあったムクゲの木
今度は,ホタルの季節に来てみたいと思った(でも,混雑するだろうな。夜の清滝トンネルも恐いし・・・)。

帰りは,大沢の池の横を通り,福王子,双岡を経由して戻った。
曇天でちょっと不気味

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1 件のコメント:

  1. 愛宕念仏寺 知りませんでした 化野念仏寺までは行ったのですがその先みたいですね 羅漢が凄い 愛宕さんにお参りに行くときに寄りたいと思います ありがとうございました

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