2011年6月17日金曜日

天満天神繁盛亭に行く

昨日,笑福亭鶴二が出演する「めざせ!!四天王の会」があり,初めて天満天神繁盛亭に行った。
雨降り
桂梅団治・・・桂春団治の弟子
桂米平・・・桂米朝の弟子
桂枝光・・・桂文枝の弟子
笑福亭鶴二・・・笑福亭松鶴の弟子

師匠が上方落語の四天王,ということで,「めざせ!!四天王」。

繁盛亭の席は,池袋演芸場と同じ位の規模だろうか,思っていたより狭かった。

① 開口一番 笑福亭喬介 「つる
・・・三喬さんの弟子。目つきが鹿賀丈史みたいでちょっと恐い。

② 桂梅団治 「江戸荒物
・・・梅団治,初めて見た(と書いたが,自分のブログを読み返したら,5月3日の新鋭 上方落語会 打ち上げ公演」で見ていた)
巨漢。初めて聞く噺だった。
鶴二が,修行時代30kg体重が減った(師匠の「三代目」が小食だから)という話を紹介していた。

③ 桂米平 「一文笛
・・・米平も巨漢だ。好演だったが,スリには見えないなぁと思った。米團治で聞いた記憶があるが,彼はスリに似つかわしい。

④ 桂枝光 「寝床
・・・最初,小つぶと命名されただけあって小柄だが,元気でパワーがあった。跳ね上がったり,体を揺らしたりして,顔中に汗をかいて熱演していた。東京では,旦那が語るのを義太夫と言っていると思うが,浄瑠璃と言っていた。「浄瑠璃」に,義太夫、常磐津や清元がある,ということのようだ。

⑤ 笑福亭鶴二 「紙屑屋
・・・「めざせ!!四天王の会」では,2年に一度,トリが回ってくるとのこと,トリの鶴二を聞けてよかった。
初めて聞いた噺。船徳湯屋番にも出てくる二階に居候している若旦那が,古紙の選り分けの仕事を与えられるが,恋文などを読んでいるうちに,隣りの稽古屋から三味線が聞こえてきて,そちらに乗って唄い踊ってしまうというストーリー。
「義経千本桜・吉野山」,「娘道成寺」などの音曲を,しっかり演じていた(もとをあまり知らないのだが・・・)。弟子に落語以外の伝統芸能の修得を課す談志も合格点を出すのではないか,などと考えながら聞いた。
マクラで話された,師匠松鶴宅での食事風景(薬味のないソーメンなど)の話も面白かった。
四人の中では,やはり鶴二が出色だと思った。
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繁盛亭に入る前,天神橋筋商店街の「チャオチャオ」という店で,餃子と生ビール,ピリ辛きゅうりのセット(1200円)をいただいた。
細長い一口餃子
酢醤油と味噌ダレでいただく
最初は何もつけずにどうぞ,と言われた

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1 件のコメント:

  1. 繁盛亭デビュー おめでとうございます 私も初めて行ったときは狭いなと感じました。2階もあるので全部で230席くらいですか 四天王さん目指して皆さん頑張っていますね 応援しましょう 

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