2011年5月26日木曜日

25日の歌之助もよかった

25日の午後,鈴本(橘家文左衛門,柳家喜多八)に行くか,浅草に行くか,迷ったが,浅草の連チャンを選択した。

トリ(主任)は歌之助で,圓歌一門の若圓歌,歌橘(かきつ),歌司(うたじ)が出ていた。

三遊亭歌橘は,肌がきれいとPRするだけあって,太った体型が健康的に見えた。三遊亭若秩父の方がぴったりくる感じ。やった話は,検索したところ「宗論」。

歌司は,師匠圓歌や故三平などとの爆笑エピソードで客席を沸かせた。

他に,柳亭市馬古今亭志ん輔も登場。
浅草を選んだのは,歌之助をもう一度聞きたいということと,この二人を見たいという理由。
市馬は「子ほめ」,志ん輔は「野ざらし」,二人とも15分できっちり落語を聞かせてくれた。

入船亭扇橋は我が道を行くだった。
ところどころしか聞き取れないので,客席が唖然として静まり返っていても,そんなことはお構いなし。広瀬和生氏の「この落語家をよろしく」で,小三治が「寄席にはいろんな人が出ます。扇橋の声が聞こえないくらい我慢しないと」と客に語った話が紹介されている。CDで聞いた「ねずみ」,「茄子娘」はよかった。老いても高座に上ろうという意欲は買う,というつもりで聞く必要がある。

三遊亭圓窓は,大ベテランらしく,きっちりと高座を務めていた。
24日が「つる」,25日が「首屋」。
マクラの「赤ん坊は何度もこけて歩けるようになる」(失敗をしながら成長する)という話は,うんうんと頷いてしまった。

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トリの歌之助の登場。
前日は満席だったが,この日は5~6割程度の入り。
「待ってました!」という声もかからなかったが,自分を含め多くのファンがそう心の中で叫んでいただろう。

この日のネタは「かあちゃんのあんか」。

両親が離婚して,住んでいた京都から鹿児島の母の実家に引き取られた,母ちゃんは大阪のカネボウで働いていて,帰って来るのは,子ども(兄ちゃん,姉ちゃんがいる)の卒業式の日だけだった・・・初めて聞いた話だった。
夜は母ちゃんの股ぐら(今は妻の股ぐら)に足を突っ込んで寝ていた歌之助少年に母ちゃんが送ってくれたのが,電気あんか
落語会に招かれて,極寒の高野山の宿坊に泊まったとき,あんかを供されたときに,母ちゃんが送ってくれたあんかを思い出して,涙が止まらなかった。

こういういい話で笑わせてくれるのが歌之助。

自分の子ども(女の子と男の子)の話を交えて,歌之助ワールドが繰り広げられる。

歌之助のつぶらな瞳に,また会いに来たいと思った。

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