2011年5月26日木曜日

五街道雲助,林家正蔵

浅草演芸ホール夜の部の主任が桃月庵白酒ということで,師匠の雲助を初め一門が出ていた。

やはり,五街道雲助がよかった。

肥瓶(こえがめ)」(「家見舞い」という題もあるようだ)

初めて聞いた話。
兄貴分の引っ越し祝に,道具屋で安く買った便所用に使っていた瓶を,水瓶として持っていく話。
出される料理がその瓶の水を使って調理されたものばかりで・・・
声(肥ではない)が腹の底から出ている感じで,話に引き込ませる技量もさすがだ。
こういう短い滑稽話も,うまい。

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林家正蔵も健闘していた。検索したところ,「ハンカチ」という新作落語。

妻とマンネリの夫が,妻への思いを絶叫するコンテストに出た。
最初は,妻の体型や態度への不満をぶちまけていたが,そのうち心の中に潜んでいた妻へのいたわりの感情が吐露される。それを妻が聞いていて・・・

この寄席でも誰かから,「三平師匠に入門しなくてよかった。あんな息子たちがいるとは知らなかった」と言われていたイジメられキャラだが,努力が少しずつ実を結んできているのではないだろうか。

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